2019年9月にPS4版『Bus Simulator』(バスシミュレーター)が発売された。
その名の通りバスの運転ができるだけでなく、路線を作成したり運転手の雇用などバス会社の運営要素も一部含んだゲームだ。
私はセールのときに気になって購入し、ハマってしまった。
この記事では『Bus Simulator』をプレーした感想を書いていく。
運営要素はおまけ程度
「運営要素はルート提案やバスの売買、スタッフの勤務管理など多岐に渡ります」
PlayStation Storeにはそう書いてあるが、運営要素はおまけ程度だ。
- 様々な路線(ルート)を作成できるが、どんな路線を作ってもそこそこの収益は上がる。
- バスの売買や広告によって収入を得ることもできるが、それで大儲けができるわけではない。
- 従業員の雇用に関しても、大きな当たり外れはなく、雇用すればみんな一律に昇給していく。
運営の要素としてあげられているのは単純なもので、それ自体で楽しめるようなものではなかった。
バス会社の運営ゲームとしては、ちょっと物足りない。
乗客のマナーが悪すぎる
現地・ドイツ/オーストリアの事情を汲んだのかもしれないが、乗客のマナーが悪すぎる。
- 平然とキセルをする
- 大音量で音楽を聞く
- ゴミを車内に捨てていく
- 途中で降ろしてくれと言い出す
- 忘れ物をして降りていく(これはまあ、仕方ない)
- 横断歩道ではないところで飛び出してくる(乗客ではないが)
運転手さんも大変だな……と思う反面、いくらなんでもこんなに酷くはないだろうと思ってしまう。
特にキセルは、重要な問題だ。
罰金がまあまあ高い(€120.00)ので、収益をアップするために毎度キセルをチェックすることになる。
バス停に停まるたびに検札していると、バスを運転しているのか車掌になったのかよく分からなくなる。
もちろん無視して運転することもできるが、せっかく自分が楽しんで運転しているのにキセル犯が乗車しているかと思うと気分が悪い。
このあたりはバランス調整をして欲しかった。
バスの運転は楽しい!
多くのスイッチにワクワクする
運転席に座るとさまざまなスイッチがあり、ドアの操作や車いす用のスロープを下ろせる。
いかにもバスの運転をしている気分を楽しめた。
運転に関する操作は楽しいが、面倒だったのが料金機の操作だ。
視点を移し、乗客が指定する乗車券を発券しておつりを渡すのだが、いまどきICカード乗車券じゃないのか……と思った。
料金機は設定でオン・オフができるので、私のように億劫な人はオフにしておくとストレスなくプレイできる。
この配慮は嬉しかった。
実際のバスさながら?の運転の難しさに燃える
運転はなかなか難しい。
一人称(運転手)視点では、カーブを曲がるとき後ろが見えにくかった。
一人称(運転手)視点が難しいからと、俯瞰視点に変えると別のトラップがある。
- 横断歩道を渡っている歩行者が見えにくい
- 街路樹で前方が見えない
- 町中にかかった旗で信号が見えない
共通するのは前方確認ができないということだ。
かなりあぶないので、該当箇所に入ったら一時的に一人称(運転手)視点に変更して前方を確認するなど、工夫して乗り切った。
さらに難しいのが連節バス。
狭い道を曲がる時、どのぐらいなら後ろの車体がついてきてくれるのは完全に経験則だ。
急な曲がり方をしてしまうと、連節部分が保たずにホワイトアウト。やり直しになる。
現実で連節バスを運転しているドライバーさんへの尊敬がやまない。
バスを運転する難しさをゲームで体験できたのは楽しかった。
地道に少しずつ路線を広げ、プラットフォームが6つもあるバスステーションが使えるようになったときは嬉しかった。
普通のバス停もいいが、その地域の一大バス会社になった証でもあるバスステーションは格別だ!
おわりに
私はバスマニアというわけではないが、子どもの頃は「はたらくくるま」の類が好きだった。
バスに乗るときは運転手さんの真後ろの席にワクワクしながら座り、狭い道をいともかんたんに通り抜けるハンドルさばきに感動していた。
『Bus Simulator』は、私と同じような運転手さんの真後ろの席が好きな人には、きっと楽しめるゲームだと思う。
【ミッション攻略】
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