2020年2月にPS4版『Frostpunk』が発売された。
極寒の中を生き抜くサバイバル都市運営ゲームである本作は骨太の難易度で初見でクリアするのが難しい。
しかし、何度もプレイするうちに経験が蓄積され、徐々にクリアできるようになってくる。
この記事では最初のシナリオ「新しい家」の私なりのクリア方法を書いていく。
序盤 – 街の安定
最初やるのは資源の確保だ。特に序盤は石炭と木材が必要になる。
収集所の建築
ゲームをはじめたら、最初に収集所を建築する。
もちろん住民に直接素材を集めさせることもできるが、収集所のほうがメリットは多い。
屋内での作業になるし、複数の資源を集められる。
1つの収集所でできるだけ多くの資源を回収したいので、画像のように3つの資源が収まる場所に建てる。
建物は道路に面している必要があるので、道路を敷く。
残りの人員は石炭に全振り
最初の10人を収集所に割り当てたら、それ以外の人員を石炭に割り振ってジェネレーター起動と目標達成のために石炭200を目指す。
スキマ時間で最初の法律を施行する
みんなが資源を集めている間に最初の法律を施行してしまおう。
一回決めてしまうと変更できないものもあるので、注意して選びたい。
子どもを労働させるかを選ぶ。
半円が光っているものは左右で別の法律を選べる。分岐になっているものも多いので、先の法律も見越して選択したい。
私は「技師見習い」を取得するために「児童保護施設」を施行した。
2つ目の収集所を建築
木材が集まったら2つ目の収集所を作る。
何よりも素材集めに全力を尽くすのが『Frostpunk』序盤のメインミッションだ。
ちなみに収集所は周辺の資源がなくなったら無用の長物になるので、最終的には壊すことになる。
ジェネレーターをオンにする
この時点で石炭がある程度集まっているはずなので、ジェネレーターをオンにする。
倹約して夜までオフにしているとすぐゲームオーバーになってしまう。
病人の発生・救護所の建築
ジェネレーターがオンになったとはいえ、野宿は厳しい。
夜が明けるころには病人が出てしまった。「救護所」を建築して手当てしなければならない。
救護所はエンジニアのみ勤務可能なので注意。
テントを建築して寝床を確保
そろそろ人々からテントを作ってくれと要望があるころだ。
今まで集めていた木材を使って一気に建築してしまおう。
できるだけジェネレーターの周辺を囲むように建てると人々は暖が取れる。
先程法律を施行したので、余裕があれば「児童保護施設」も建築したい。
最重要施設「ワークショップ」の建築
「ワークショップ」は様々な技術を研究する施設だ。今後は資源が枯渇していくので、早い段階で作っておきたい。
複数建築すると効率が上がるが、私は2つしか作らなかった。(2つ目は少し後で良い)
設置場所はジェネレーターから離れたところでも大丈夫だ。
労働系の法律を施行する
ワークショップには多少無理をしても働いて欲しいので、2つの法律ツリーを解放したい。
まずは「緊急シフト」だ。
24時間働かせるという悪魔みたいな法律だが、施行したからといって必ず使用されるわけではない。
働かせたい施設のメニューから緊急シフトを使わない限り24時間労働は強制されない。
次に「延長シフト」だ。
通常の12時間労働を14時間労働にできる法律。
緊急シフトと同じく労働時間を変更したい施設のメニューから労働時間を切り替えることで実施される。
私はワークショップは14時間労働に変更し、研究スピードを上げた。
最初の研究「ビーコン」とスカウト
ワークショップが完成したら、早速研究を行う。
一番最初に研究するのは周辺に探索者(スカウト)を派遣できる「ビーコン」だ。
研究が完了したら、ビーコンを建築する。
人が常駐するわけではないので、ジェネレーターから離れたところに建築しても問題ない。
ビーコンの建築が完了したら、スカウトチームを作る。
スカウトチームを南に向けて探索させる。最初は「行方不明の遠征隊」を目指す。
食料の確保(調理場・ハンター小屋)と効率化の法律
ここまで食料問題を放置していたので、空腹で暴動が起きそうになっている。
食料はハンター小屋で生食材を調達、調理場で調理済食材を作るという流れになる。
スタート時点で生食材を100持っているので、先に調理場を建築する。
調理場の建築に合わせてワークショップで「暖房」を研究しておくと良い。
暖房は勤務時間中に施設を暖められる。
序盤は食料もできるだけ節約したいので、「スープ」法律を施行する。
普通の食材からスープに変えることで、多くの調理済食材を作れるのだ。
調理場のメニューで「通常の食事」と「スープ」を選択できる。
枯渇する資源問題を解消する
資源がもうそろそろなくなるころなので、ワークショップで研究開発する。
優先して研究したいのは以下のものだ。
- 加速収集(資源の収集スピートが15%UP)
- ハンター装備(生食材を最大20個Getできる)
- 石炭採掘機(地下から石炭の山を生み出す)
- 製材所(凍結した木を伐採できる)
- 製鉄所(地下から鉄鉱石を採掘する)
これで自然資源が尽きても、資源を生み出せる。
特に「石炭採掘機」と製鉄所はクリアまで枯渇することがない。
法整備を進める
施設をより効率良く使うために法律の施行も進めていく。
- 荒療治(あわゆる手を尽くして重篤な病気を治す)
- 過密状態(患者を床に寝かせて施設の収容人数を増やす)
- 技師見習い(児童保護施設の子どもが作業場で手伝う)
「荒療治」は手足切断などショッキングなものだが、その後の展開で救われる。
さらなる寒波で病人が出ることも見越して「過密状態」も必須だ。
探索の行方とオートマトン
スカウトを探索に出した結果がそろそろ出てくる頃合いだ。
「行方不明の遠征隊」では生存者を発見する。
街に連れ帰ることもできるが、生存者をそのまま街に送ったほうが効率は良い。
次に「頑丈なシェルター」に向かい、資源を回収する。
ここでも街には戻らず、次の「ウィンターホームへの橋」へ向かう。
ここで最大の発見「オートマトン」を見つける。
オートマトンは人間の代わりに作業してくれる機械で、悪天候でも関係なくほぼ1日働いてくれる。
「街へ送り出す」を選択すると、勝手に街に来てくれる。
オートマトンが使用可能になったら、労働者が行っていた作業をオートマトンに任せる。
次に「気象観測所」で資源を回収し、「炭鉱」へ向かう。
「炭鉱」では多くの石炭を発見するが、「貯蔵された石炭のみを取得する」を選ぶ。
なぜなら「炭鉱」は後々強力な採鉱現場になるからだ。
続いて「大きなコンボイ」→「観測所」と進んで生存者を発見する。
厳しい決断だが、ここで生存者を受け入れる余裕はなかった。
「衝突現場」で資源を回収して街へ戻る。
(ウィンターホームに進むとシナリオが早めに進むのであえて立ち寄らず)
1.製図板の研究を進める
さらなる研修を進めるために1.製図板の研究をスタートする。
初期の研究をすべて行う必要はなく、自分の進め方にあった研究を選ぶのが大切だ。
以下の研究を先に進めると良い。
- ジェネレーター出力UP(周囲の温度を上げる)
- ウォールドリル(壁に穴を空けて木々を取り出す)
- 温室(耐寒性の穀物を収穫できる)
製材所は周囲の木がなくなると機能しなくなるので、クリアまでに枯渇する心配のないウォールドリルが活躍する。
ハンターよりも効率の良い温室があると資源供給が安定する。
しかし、どちらも貴重な蒸気核を使用する。蒸気核は街では集められないため、スカウトたちの収集と前哨基地による回収が必要だ。
資源回収から戻ったスカウトが蒸気核を数個持ってきているはずなので、それを使う。
中盤 – ロンドン主義者達
目標にしていたウィンターホームの崩壊を知った人々は希望を失った。
なかには過去に捨てたはずのロンドンに戻ろうとする「ロンドン主義者」が現れる。
ここで新たな法律ツリーが出てきて、プロパガンダで人々をコントロールする or 信仰で人々を救うかを選択できるようになる。
結局やることは大して変わらないのだが、信仰ツリーを採用する。
貴重な資源確保ができる「前哨基地」
スカウトが発見した「炭鉱」を活かすため、2.機械設計図作成の研究をスタートする。
ここでは「前哨基地」を研究、建築する。
炭鉱の前哨基地からは毎日800もの石炭が送られてくる。
気温の低下をカバーするためにジェネレーターの出力を上げると石炭の消費量も上がるので、かなり重要だ。
貴重な蒸気核を安定供給する
蒸気核はゲーム中盤以降でなにかと必要になる。
先述のとおり、街では収集できないためスカウトに頼るしかないが、実は前哨基地を設置することで安定して集められる。
スカウトを「アメリカ人のキャンプ」→「一時的な居住地」→「漁村」→「テスラシティ」へ向かわせる。
テスラシティでは電流のスイッチを切るかいなかの選択肢が出るが、特攻する。
「テスラシティ」は毎日1蒸気核を街に送ってくれる優秀な前哨基地を建てられる。
早速前哨基地を作って、チームをテスラシティに向かわせる。
これにより蒸気核を確保できる。
工場の研究とオートマトンの量産
2.機械設計図作成の工場を研究・建築する。
工場では鉄、木材、石炭、蒸気核を使ってオートマトンを作れる。
人々の作業軽減と資源回収効率アップのためにオートマトンを量産していく。
法律で「介護施設」→「人工装具」を施行しておくと、工場で「人工装具」も作れるようになる。
中盤の研究対象
鉄が必要になってくるので、蒸気製鉄所を研究・建築しておくと良い。
悪天候に備えて宿泊小屋を研究し、テント壊して宿泊小屋に建て替えると断熱効果が増す。
この辺りからは状況によりけりで必要な研究を進めていく必要がある。
歪んでいく信仰
信仰の法律ツリーをどんどん進めていくと、どんどんきな臭くなってくる。
「祈りの館」→「夜の礼拝」→「信仰の守り手」→「公の贖罪」→「真実の守り手」と施行していくと、説教、夜の祈り、公の贖罪、キャプテンの言葉と言ったアビリティが増えていく。アビリティを行うと希望が増え、不満が減り、ロンドン主義者たちを改心させることもある。
しかし、信仰の守り手は実質のガードマンで、公の贖罪は処刑なので、これが信仰なのか怪しいものだ。
ちなみに最後の法律を施行すると希望は消え、信仰は狂信に成り果てる。
それでもクリアは可能。希望ゲージがなくなるので難易度は下がるかもしれない。
ロンドン主義者達の敗北
住民たちの不満を抑え、希望を高めていくとロンドン主義者はどんどんと減少していく。
食事と医療に重点を置いて信仰アクティビティを使っていればそれほど難しくないはずだ。
絶望から正気を取り戻した人々は再び団結した。
終盤 – 大寒波への準備
破滅を告げる客人と相次いでやってくる生存者
困難を乗り越えたと思ったら、また怪しい影が……。
街に突然現れた生存者たちが「迫りくる破滅」の到来を訴えてきたのだ。
他の生存者も続々とやってくるらしい。
最初の生存者は受け入れたが、さらに3回生存者がやってくる。
しかも病人もいるのだ。
全く人道的ではないが、街に受け入れるとなると食材の確保や救護所の確保など困難を極める。
断腸の思いで受け入れを拒否する他になかった。
遺体の対処
住民が死亡したことで、遺体の対処をする必要が出てきた。
法律では墓地をつくる or 雪穴に埋めるを選べるが、有効活用のために雪穴(死体遺棄所)を選ぶ。
腐敗を防ぐため、設置場所は中心部から離れた寒冷地となる。
その後、法律で「臓器移植」を施行すると病人の回復を早められる。
資源の備蓄体制を整える
オートマトンを複数使用し、蒸気石炭採掘機に収集所4つを使っているとさすがに余剰資材も出てくる。
これから訪れる大寒波に向けて、ジェネレーターの動力源である石炭の備蓄は欠かせない。
石炭は5.自動試作の石炭採掘機を研究し、製造スピードを15%アップ。
大寒波の影響で前哨基地からの石炭も止まるので、要注意だ。
食材の備蓄も必要だ。
産業温室を研究・建築して、生食材の生産を増やす。
大型リソースデポの研究を行い、大きな貯蔵庫を建築。
石炭と調理済の食料を蓄えていく。
最終的には石炭用に3,4棟、食材用に2棟ぐらい建築した。
ヒートレベルとジェネレーターの出力アップ
大寒波対策にはヒートレベルとジェネレーター関係の研究が欠かせない。
まずは医療施設などの各施設の断熱の研究、暖房効果のアップ。続いて住まいの中で一番悪天候に強い「住宅」の研究だ。
すべての住居を宿泊小屋から住宅に建て替える。
次に5.自動試作のジェネレーターの出力UP3など、ジェネレーター系はだいたい研究必須。
終盤はジェネレーターを常にレベル4で作動させなければならないのだ。
ただ私の場合は生存者の受け入れをあまりしなかったため、住宅あるのはジェネレーター周辺のみだった。
そのため領域アップはあまり重要でなかった。
嵐の直撃
ついに嵐が街を直撃した。
こんな嵐のなかでもオートマトンは働き続けている。なんとも頼もしい!
そして医療施設以外に勤務する人々は家に閉じこもった。
気温はついに-150℃になった。
ジェネレーターのオーバードライブをオンにしても寒さに対抗できない。
すると嵐は去り、気温が急上昇。
「生存に成功した」と表示されて「新しい家」クリアとなった。
おわりに
『Frostpunk』様々な進め方ができるゲームだ。
この記事は私がクリアまでプレイした一例であり、参考程度に読んでもらえたらと思う。
石炭の集め方をとっても私は蒸気石炭採掘機を使ったが、人によっては炭鉱や炭焼窯を選ぶかもしれない。
もっと多くの人を救うかもしれない。
別の法律を施行することも、診療所を建てる人もいるだろう。
もっとも私もこの記事ですべての研究の項目を書いているわけではない(オートマトン関係の研究などいろいろと行っている)
最終目標の生存が達成できればなんでもいいのだ。
ぜひ自分なりの攻略法をつかんでプレイしてみてほしい。
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